内容説明
写真の誕生は絵画に大きな変化をもたらし、それ以降、絵画は独自な表現の可能性を探求し続けてきた。多様な作家と作品を検討することによって変容の軌跡をたどり、絵画が今後どこへ向かうのかを浮かび上がらせる。
目次
第1章 新しい絵画の誕生
第2章 融合する絵画と写真
第3章 「再現する」こと、「見えるようにする」こと
第4章 「筆致」から「筆触」、そして記号化へ
第5章 「動き」の描写、「時間」の描写
第6章 遠近法的世界の変容
第7章 正面性の成立と変容
第8章 デジタル時代のまなざし
終章 絵画の未来と継続する「進化」