出版社内容情報
めまぐるしい変革のなかで疲弊を起こしている宝塚。明日のリカバリーはあるのか。轟の専科異動やサヨナラ月影瞳、匠ひびきのトップ就任前の退団発表問題などに加え、小特集は第3回宝塚アカデミア・アカデミー賞。歌劇団の今後を真正面から問いかける。
1 特集 宝塚・リカバリー
(1)轟悠、専科へ
①轟の使い方、使われ方 草葉たつや
②その先のねらい 林 優香子
(2)サヨナラ月影瞳
①月影瞳「絆(きずな)」 小竹哲
②じつは、好きだったんだ…… 上念省三
(3)サヨナラ、ありがとう
①いいサヨナラを――夢路ほのか 林 優香子
②幻想の少女――愛田芽久 鶴岡英理子
③航海の途中――蒼海 拓 鶴岡英理子
④絆の重さ――舞坂ゆき子 鶴岡英理子
⑤Ever Green――水城レナ 田中マリコ
⑥穏やかな笑顔で――大峯麻友 林 優香子
⑦愛しき名人未満――真中ひかる 鶴岡英理子
⑧楚々たる強さ――萌水せりか 鶴岡英理子
⑨観念を体現する力――陵 あきの 荒川夏子
⑩跳躍の残像――朝宮真由 鶴岡英理子
⑪サヨナラ! 饅頭屋――夢月真生 田中マリコ
⑫エアリエルの蒼い口紅――朝比奈 慶 小竹哲
⑬さようなら、シモオン――久路あかり 荒川夏子
⑭グッドラック!――杏里ミチル 荒川夏子
⑮コメディエンヌ――梶花空未 荒川夏子
⑯サヨナラ、かわいいマリー・アントワネ 川崎賢子
(2)脚本・演出家賞●荻田浩一――『パッサージュ』に対して 小竹 哲
(3)スタッフ賞●植田景子――全スタッフの力量を結集し、トータルに作品世界をつくりあげた功績 荒川夏子
(4)主演男役賞●轟悠――博多座公演『凱旋門』ラヴィックほか、男役の美学を完成させた演技に対して 溝口祥夫
(5)主演娘役賞●星奈優里――『花の業平』の高子に対して 小竹 哲
(6)助演賞●貴城けい――『アンナ・カレーニナ』のアレクセイ・カレーニン役の演技に対して 溝口祥夫
(7)歌唱賞●夢輝のあ――『イーハトーヴ 夢』の宮澤賢治/ジョバンニの二役に対して 小竹 哲
(8)ダンス賞●朝海ひかる――『パッサージュ』や『アンナ・カレーニナ』でのダンスに対して 上念省三
(9)新人賞●男役・音月 桂/娘役・映美くらら 田中マリコ
(10)特別賞●香寿たつき――東京宝塚劇場『花の業平』に代表される二〇〇一年度の多彩な活躍に対して 川崎賢子
(11)読者賞●作品賞・『花の業平』/生徒賞・真琴つばさ 小竹 哲
3 私の2001年トップニュース
(1)匠一作、披露前の退団発表 荒川夏子
(2)娘役 M2
5 公演評[2001年10月→2002年1月]
(1)雪組『愛 燃える』『Rose Garden』 小竹 哲/田中マリコ/溝口祥夫
(2)宙組『カステル・ミラージュ』『ダンシング・スピリット!』 上念省三/林 優香子
(3)月組『ガイズ&ドールズ』 上念省三/小竹 哲/林 優香子
(4)花組『ミケランジェロ』『VIVA!』 守山実花
(5)星組『花の業平』『サザンクロス・レビューⅡ』 溝口祥夫/林 優香子
(6)月組『血と砂』 鶴岡英理子/林 優香子
(7)雪組『Over The Moon』 薮下哲司/林 優香子
(8)花組『カナリア』 上念省三/田中マリコ
(9)第四十二回 宝塚舞踊会 小竹 哲
(10)月組『大海賊』『ジャズマニア』(全国ツアー公演) 小竹 哲/溝口祥夫
(11)宙組『エンカレッジ・コンサート』 薮下哲司/上念省三
6 新人公演評
(1)雪組『愛 燃える』 林 優香子
(2)宙組『カステル・ミラージュ』 上念省三/林 優香子
(3)月組『ガイズ&ドールズ』 田中マリコ/林 優香子
(4)星組『花の業平』 川崎賢子
7 連載
(1)日本物紀行①斎