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出版社内容情報
みゆきがめざした言葉と表現とはなんだったのか。表現への妥協のないこだわりが生み出す難解さの向こうにある、心を癒し修復してくれるあたたかな母性の声。長年にわたってみゆきの言葉を追いつづける著者が見いだす世紀末のみゆき像。
序 不毛の９０年代を越えて
１ くりかえす喪失と警鐘――『わたしの子供になりなさい』の呼吸法
（１）下町の路地に向かって
（２）時間を積み重ねた春の喪失とやさしさ
（３）くりかえす哀しみを照らす灯をかざせ
２ コンサートツアー'98 母胎からの信号
（１）新しい階層への滑走
（２）傾斜１０度の旅
（３）心の自然治療力
３ 十年目の『夜会』 紫の法則
（１）時間に息をひそめるもの
（２）幻の時空間に罪と命が迷い込む
（３）渦巻く時の波間を越えて
４ 珠玉の星々を集めて 『短扁集』
（１）名もなき星たちの物語
（２）転回する哀切――過ぎゆく季節
（３）孤独に降り積もる粉雪
５ '00年『夜会』 現世における転生――ウインター・ガーデンのまやかし
（１）ガラス張りという偽りの温室
（２）氷原の孤独な氷室守
（３）前世の記憶がよみがえる――温室のまやかし
終 言葉と表現の果てに
DISCOGRAPHY
内容説明
ささくれ凍てついた時代に、言霊が心を修復し、母性の声があたたかく包みこんでくれる中島みゆきが示した癒しと転生のテーマに迫る、言葉を解放するためのシリーズ第６作。
目次
序章 不毛の９０年代を越えて
第１章 くりかえす喪失と警鐘―『わたしの子供になりなさい』の呼吸法
第２章 コンサートツアー’９８母胎からの信号
第３章 十年目の『夜会』紫の法則
第４章 珠玉の星々を集めて『短篇集』
第５章 ’００『夜会』現世における転生―ウインター・ガーデンのまやかし
終章 言葉と表現の果てに
