出版社内容情報
日本映画の記録を次々塗り替えながら内容的には賛否両論のある『もののけ姫』。「空を飛ばない」宮崎アニメが降り立った風景とは? ほかに「〈メディア〉としての梶原一騎」「ゲームから十八禁がなくなる日」「韓国漫画レポート」など。
1 宮崎駿の着地点をさぐる
(1)外在的批評について 澤野雅樹
(2)生きろ、おまえはメチャクチャだ――『もののけ姫』の子どもたち 武村知子
(3)アニメ界のケインとアベル 宮崎駿と高畑勲――は藤子不二雄だった…… 山田たどん
(4)息を止めつづけてみせる――宮崎駿「決意の持続」 切通理作
(5)曇りなき澄んだ眼で見つめる「性の闇」――宮崎アニメの女性像 村瀬ひろみ
(6)墜落するアニメーター――あるいは、禁欲された逸脱 高橋秀樹
(7)もっと夢を――子ども向け映像作品を作る立場から 奥中惇夫
(8)想いを拾うということ 卯月妙子
(9)健やかなる妄想――『となりのトトロ』のオープン・エンディングをめぐって 清水美行
2 P.C.C. ILLUSTRATED THEATER――ムシ神とハヤオ神 高橋信雅
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(1)〈メディア〉としての梶原一騎――あるいは“劇画の帝王”の語り方 瓜生吉則
(2)ゲームから十八禁がなくなる日 貴地久好
(3)夢の世界を踏破する――空想科学の喜び 柳田理科雄
(4)韓国漫画レポート――ソウルのサミットと韓国漫画界の窮状
内容説明
もののけ姫・梶原一騎・十八禁ゲーム・空想科学…サブカル本格批評宣言。
目次
外在的批評について
生きろ、おまえはメチャクチャだ―『もののけ姫』の子どもたち
アニメ界のケインとアベル 宮崎駿と高畑勲―は藤子不二雄だった…
息を止めつづけてみせる―宮崎駿「決意の持続」
曇りなき澄んだ眼で見つめる「性の闇」―宮崎アニメの女性像
墜落するアニメーター―あるいは、禁欲された逸脱〔ほか〕