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出版社内容情報
ゴシック小説の登場以来200年のホラーの歴史は、「恐怖・脅威にさらされた人間」=「犠牲者」という表象をとおして、個人・身体・社会生活に対する権力作用を浮き彫りにした──。恐怖と快楽、欲望と抑圧の理論的臨界点をさぐる。
1 ホラー・ジャンルとその批評家たち
(1)倫理的パニックとホラーの政治学
(2)ホラーの精神分析的理論
(3)闘争の場としての文化
2 ゴシック小説
(1)ゴシック小説におけるジェンダーと権力
(2)三人のゴシック作家たち――ホラス・ウォルポール、アン・ラドクリフ、マシュー・グレゴリー・ルイス
(3)フランケンシュタインにおける科学、ジェンダー、反乱
3 アメリカの悪夢――モダニティとアメリカン・ルネッサンス
(1)ロマンスの理論――アメリカン・ルネッサンスの規範(キャノン)化におけるホラーと歴史の否定
(2)エドガー・アラン・ポーと近代化にたいする反動
(3)ナサニエル・ホーソーンと歴史の矛盾
4 後期ヴィクトリア朝的想像力の野獣
(1)ホラー・ジャンルの復活
(2)ジキル博士、ハイド氏と十九世紀後半のブルジョワ倫理のジレンマ
(3)ブルジョアの血を干上がらせろ――『ドラキュラ』と独占資本主義の恐怖
5 ホラー映画の出現
(1)ホラー映画の創造
(2)ブラウニング、ホエールとユニヴァーサル・スタジオ
(3)ヴァル・リュート
内容説明
ゴシック小説の登場以来200年のホラーの歴史は、「恐怖・脅威にさらされた人間」すなわち「犠牲者」という表象をとおして個人・身体・社会生活にたいする権力作用を浮き彫りにする歴史だった―恐怖と快楽の、欲望と抑圧の理論的臨界点をさぐる。
目次
第1章 ホラー・ジャンルとその批評家たち
第2章 ゴシック小説
第3章 アメリカの悪夢―モダニティとアメリカン・ルネッサンス
第4章 後期ヴィクトリア朝的想像力の野獣
第5章 ホラー映画の出現
第6章 フォーディストの恐怖―エイリアン的存在と合理的支配
第7章 ポストフォーディズム、ポストモダニズムとパラノイア―現代文化におけるホラー・ジャンルの支配



