ルールの科学―方法を評価するための社会学

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ルールの科学―方法を評価するための社会学

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  • サイズ A5判/ページ数 322p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784787235183
  • NDC分類 361
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ルールを作る、ルールを守る、ルールを破る、ルールに違反する――。行動の不確実性を少なくして、社会を秩序立てるために、私たちの社会にはルールがある。人々にとってルールは「常識」とも言えるかもしれないが、ルールを言語化・可視化して体系的に整備して知識として蓄積することはいかに可能なのか。



自然法則を対象とする自然科学に対して、社会学は規則=ルールを対象にする学問であると位置づけ、私たちの日常生活や所属する組織にある細かな規則から社会全体のルールまでを評価する視点やその意義を描き出す。



本書はルールとゲームの関係性など、基本的な視点を身近な事例から確認したうえで、規範理論や機能主義、構築主義、エスノメソドロジーなどの社会学の理論と本書の「ルールの科学」を突き合わせて丁寧に検証する。さらに、差別論や社会学それ自体にこれまでの議論を応用して、ルールの科学の射程を明らかにする。

内容説明

行動の不確実性を少なくして、社会を秩序立てるために、私たちの社会にはルールがある。自然科学に対して、社会学は規則=ルールを対象にする学問だと位置づけ、私たちの日常生活や所属する組織にある細かな規則から社会全体のルールまでを評価する視点やその意義を描き出す。

目次

第1部 ルールの科学の概要(自然科学と社会科学;ルールの科学の社会イメージ―ゲームとルール;ルールの理論―共有の方法としてのルール;ルールの科学の方法論と社会的意義)
第2部 社会学とルールの科学(規範理論とルールの科学―盛山和夫『社会学とは何か』;機能主義とルールの科学;構築主義とルールの科学―質問・応答のゲームの探究としての構築主義;エスノメソドロジーとルールの科学―方法の探究としてのエスノメソドロジー;ルールの科学の研究方法―社会調査の再整理)
第3部 ルールの科学の応用(応用研究としての『差別論』;ゲームとしての社会学―試論)

著者等紹介

佐藤裕[サトウユタカ]
1961年、大阪府生まれ。富山大学人文学部教授。専攻は社会学で、社会調査法、差別論、ルールの理論、問いの理論などについて研究を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

4
筒井『社会学』や北田『実況中継』と似た問題関心で書かれながら、より独特な順序で思考されており、にもかかわらず従来培われてきた議論を広く深くカバーしており、粘り強い思索の継続に脱帽させられる。心的相互作用論や現象学的社会学、言語ゲーム論などの発想が随所に見られつつ、規範理論や機能主義や構築主義、エスノメソドロジーといった諸派が統合的にまとめられていく。東『訂正する力』は訂正の可能性に重きが置かれていたが、本書は訂正過程の方法の多様性と、その事後的な評価基準をどのように設定するかが重視されているとも読める。2024/02/12

鴨長石

4
社会学という学問は、研究対象に研究主体が含まれるという点で自然科学と決定的に異なる。よって決して自然科学と同様の方法論をとるべきではない、というのが出発点である。自然科学では「法則」を「発見」するのに対して社会学は「ルール」を「評価」する学問であるとする。ここでのルールとは、人々の言動を(言語)ゲームとみなしたとき、その志向性を達成するための方法の共有であり、また共有のための方法でもある。初めて接する考え方で、業界的にも斬新のようだが、かなり明快で相当な可能性を感じる。この理論が成熟していくのを期待する。2023/05/26

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