自死遺族として生きる―悲しみの日々の証言

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自死遺族として生きる―悲しみの日々の証言

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  • サイズ 46判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787234827
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

実行した人にとっては最善で唯一の選択だったとしても、その死によって終結するものはごくわずかで、実際には死から始まっていくことのほうがはるかに大きい。のこされた人は、深い悲しみと終わりがない問いの前に立たされる。自死は、その人と関わりがあった周辺の人たちの人生に多大な変化を生じさせていく。「死」は、始まりである。



愛する人を失った場合、その直後の苦しみは時間の経過によって変化していくのだろうか。本書は、胸底の奥深くにしまい込まれて表層に現れにくい、表現することがためらわれる深い悲しみとともに生きる人たちの軌跡を、その証言を中心にまとめる。



死別による悲しみは、個人の生き方を根底から覆してしまう体験だが、社会のなかにある偏見や差別を感じながらも、どのように「きょう」を生きて死別という不条理を抱えながら「生」を紡いでいるのか――。

いま/このとき、その悲しみとともに日々を送っている自死遺族の証言の記録である。



目次

悲しみを持ち寄って――「ちいさな風の会」とその背景

悲しみを言葉にのせて――文集から

悲しみは個別の感情

「なぜ」という問いから

書くこと、宗教に救いを求めて

果たされなかった約束

内容説明

死別による悲しみは、個人の生き方を根底から覆してしまう。社会の偏見や差別を感じながらも、遺族は死別という不条理を抱えてどのように「きょう」を生きて「あした」へとつないでいるのか―。絶望の淵にあってもつながりのなかで紡がれた言葉は、生きる希望であり、存在の証しである。

目次

死と悲しみについて
第1部 「ちいさな風の会」の歩み(悲しみを持ち寄って―「ちいさな風の会」とその背景;悲しみを言葉に乗せて―文集から)
第2部 悲しみを通して見えること(その日から二十六年;書くこと、宗教に救いを求めて;「やり残した仕事(unfinished business)」)

著者等紹介

若林一美[ワカバヤシカズミ]
1949年、東京都生まれ。元・立教女学院短期大学学長。デススタディーに早くから取り組み、子どもを亡くした親の「ちいさな風の会」世話人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ぽんぽこ

3
自殺未遂を繰り返し行っていた身としてはとても複雑でした。遺族はこんな苦しみを背負って生きていかなくてはいけなくなるんだ、という驚きとともに、この人たちは本当に生前の彼らと向き合ってサポートしてきていたのだろうか、という疑問がよぎりました。「死にたい」と言っていた家族を「どうせ死なない」と甘く見くびっていたことはなかっただろうか。彼らがしっかりしていれば、自死を防げたのではないだろうか。なんて結果論でしかないんですけどね。2023/06/19

ミノムシlove

1
「こればかりは同じ立場の人にしかわからないのではないか。」と言ってしまうことは、他者を分断してしまう様で使いたくないのだが、実際身内であっても『所詮他人事』という仕打ちを受ける。当事者ではないから。【ちいさな風の会】では身内を自死で喪った人たちが心の裡を語る。そういう場は必要だと思う。でもそこへ踏み込む一歩が出ない人は限りなくいるのは間違いないだろう。2021/05/16

Go Extreme

1
死と悲しみについて ちいさな風の会の歩み:悲しみを持ち寄って―「ちいさな風の会」とその背景 悲しみを言葉に乗せて―文集から 悲しみを通して見えること:その日から26年 そのとき、その瞬間 原因探し 亡き人に向き合っていく時間 書くこと、宗教に救いを求めて 突然の息子の死 想像力が自らを苦しめる 祈りによって得る安らぎ 苦しみの証言 思いを書くことの効用 息子に向けた言葉の建碑 やり残した仕事・unfinished business:生きる糧を求めて 2人の子どもの自死 人との交わりのなかで2021/04/16

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