新自殺論 - 自己イメージから自殺を読み解く社会学

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新自殺論 - 自己イメージから自殺を読み解く社会学

  • 大村 英昭/阪本 俊生
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 青弓社(2020/05/25発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 300p
  • 商品コード 9784787234681
  • Cコード C0036

出版社内容情報

年間3万人超え、10年以上続いた日本の自殺増加は何だったのか。

なぜ、1998年からの日本の自殺増加の中心は中高年男性だったのか。

なぜ、2000年以降、中高年の自殺が減っても、若者の自殺は減らないのか。

なぜ、日本の女性や若者の自殺率は、他の先進国と比べてとくに高いのか。

社会の自殺率は、何によって変化するのか。



自殺研究は、いまも貧困や失業、離婚、病気、争いごとなどに自殺リスクの原因を求めがちだが、自殺は高度に社会的な現象でもある。自己本位や愛他、規範崩壊、宿命などの個人的な事情に押し込めずに、隠されている背景や事情を究明する必要がある。

そのために、自殺率統計も援用しながら、ゴフマンが提起する自己イメージ(体面=フェイス)の概念をデュルケムと関連づけて考察し、デュルケムの『自殺論』を現代に適用して分析する。



孤立や社会的排除など、個々人が集団や組織から切り離されたいま、個々人がどんな社会関係にも参入できる自己イメージをもつことが必要だ、と提起する新しい「自殺の社会学」。





目次

第1部 デュルケムの視点からみる日本の自殺

 序 章 東日本大震災後の日本の自殺をめぐって 大村英昭

 第1章 日本自殺における自殺の概観 大村英昭

 第2章 デュルケムの自殺論の概説 大村英昭

 第3章 『自殺論』と現代の自殺――現代の自殺にどう生かせるか 阪本俊生

 第4章 社会変化と自殺率――19世紀と20世紀 阪本俊生

 第5章 国際比較からみる現代の日本の自殺 阪本俊生



第2部 自己イメージ(体面=フェイス)ロスの視点からみる日本の自殺――表層からの自殺論

 第6章 役割期待と自殺 大村英昭

 第7章 若年層における雇用不安定化と自殺 平野孝典

 第8章 スティグマと自殺 阪本俊生

 第9章 岡檀『生き心地の良い町』にみるフェイスと自殺 阪本俊生

 第10章 フェイスと自殺の諸相 阪本俊生

 第11章 自殺とフェイスについて――社会変化と社会学の視点 阪本俊生