内容説明
多くの変化・出来事・事件があったにもかかわらず、内実を語ることばを見つけられないフラットな時代=「平成」に漂う「わからなさ・手応えのなさ」と正面から向き合い、「平成」を捉えるための視点とことばを獲得せんともがきながら思考する姿を見せ、その愉快を宣言する。「平成的とはどのようなことか」に迫る、天皇制論抜きの異色の元号・現代社会論。
目次
序章 『「平成」論』とは何か
第1章 「平成的」な経済
第2章 歴史としての「平成」
第3章 「文学」における「平成」
第4章 「平成時代」のニュース
第5章 「平成批評」の諸問題
終章 『「平成」論』とは何か再び
著者等紹介
鈴木洋仁[スズキヒロヒト]
1980年、東京都生まれ。2004年、京都大学総合人間学部卒業、同年、関西テレビ放送入社、10年、ドワンゴを経て、現在は、東京大学大学院学際情報学府博士課程、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属共生のための国際哲学研究センター(UTCP)研究協力者(独立行政法人国際交流基金勤務)。専攻は歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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