植民地台湾と近代ツーリズム

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植民地台湾と近代ツーリズム

  • 曽山 毅【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 342p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787232236
  • Cコード C3036

出版社内容情報

帝国日本による植民地統治下で「近代化」が進められた台湾。産業資本の導入は鉄道をはじめ交通インフラを整備して移動空間を拡張し、「観光される風景」としての台湾を創出した。膨大な史料の読解とポストコロニアルな方法で近代アジア史の死角を照らす労作。

序章
 1 問題の所在
  1・1 植民地台湾と近代ツーリズム
  1・2 近代化とツーリズム
  1・3 植民地台湾の近代ツーリズムの諸相
 2 研究の視角
  2・1 日本植民地研究
  2・2 植民地鉄道研究
  2・3 「鉄道帝国主義」研究
  2・4 カルチュラルスタディーズとポストコロニアリズムについて
 3 本書の方法と構成
  3・1 方法
  3・2 構成

第1章  統治基盤の確立と近代ツーリズム
 1 漢族系抗日勢力の制圧と台湾総督府
  1・1 清国の台湾統治
  1・2 台湾をとりまく帝国主義
  1・3 台湾の軍事制圧と「台湾民主国」の崩壊
  1・4 抗日武装勢力の殲滅
 2 山地の征服と山地先住民
  2・1 日本統治直後の先住民政策
  2・2 山地先住民の制圧と帰順
 3 経済分野の日本化
  3・1 土地問題
  3・2 貨幣制度
  3・3 日本企業の進出
 4 まとめ

第2章 植民地鉄道と近代ツーリズム
 1 官設鉄道網の形成
  1・1 縦貫線の建設
  1・2 縦貫線以降の路線展開
  1・3  1 日本統治初期の交通機関
  1・1 道路・轎・人力車
  1・2 沿岸航路・港湾・河川交通
 2 日本統治による交通体系の変容
  2・1 縦貫線建設の影響
  2・2 鉄道と従来の交通機関
 3 自動車交通の発達
  3・1 道路建設と自動車
  3・2 自動車と旅客運輸
  3・3 乗合自動車と鉄道・手押し軌道の関係
 4 ツーリズムと交通基盤整備
  4・1 日月潭の事例
  4・2 タロコ峡の事例
 5 航空の登場
  5・1 一九二〇年代までの台湾航空界
  5・2 内地・台湾間の航空路
  5・3 台湾島内の定期航空路
 6 まとめ

第5章 植民地台湾の旅行目的地
 1 清国統治期および日本統治初期の宿泊施設と旅行目的地
  1・1 宿泊施設
  1・2 『日本名勝地誌・台湾編』にみる旅行目的地
 2 旅行案内書とツーリズム空間
  2・1 植民地台湾の旅行案内書
  2・2 『台湾鉄道旅行案内』の内容分析
  2・3 集計結果の分析
  2・4 ツーリズム空間の拡張
 3 植民地台湾と観光地
  3・1 温泉の発見と開発
  3・2山の大衆化
  3・3 台湾国立公園の設立
 4 まとめ

第7章 ツーリズムにおける〈台湾〉と〈日本〉
 1 「旅」と台湾観光
  1・1 「旅」の発刊と日本旅行文化協会
  1・2 「旅」と植民地特集号
  1・3 「旅」にみる台湾
 2 北投温泉と日本の温泉遊興文化
  2・1 北投温泉の形成
  2・2 性風俗と北投温泉
  2・3 植民地支配と北投温泉
  2・4 北投温泉における〈日本〉と〈台湾〉
 3 ツーリズムにおける台湾人と日本人
  3・1 鉄道利用者にみる台湾人、日本人
  3・2 宿泊施設の「本島式」と「内地式」
  3・3 観光対象としての寺★廟★と神社
  3・4 台湾人の台頭
 4 まとめ

終章
 1 植民地台湾におけるツーリズムの諸相
 2 近代ツーリズムの形成を規定する要因
 3 植民地台湾のツーリズム

あとがき

資料・参考文献

内容説明

本書は、日本統治下の台湾における近代ツーリズムの形成を説明するものである。

目次

第1章 統治基盤の確立と近代ツーリズム
第2章 植民地鉄道と近代ツーリズム
第3章 旅客輸送機関としての台湾植民地鉄道
第4章 旅客輸送機関の変遷とツーリズム
第5章 植民地台湾の旅行目的地
第6章 山岳地域におけるツーリズム空間の形成
第7章 ツーリズムにおける“台湾”と“日本”
終章

著者等紹介

曽山毅[ソヤマタケシ]
1957年生まれ。立教大学大学院修了、立教大学観光研究所学術研究員。博士(観光学)。専攻は観光社会学、観光史
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