青弓社ライブラリー<br> 過労死・過労自殺の心理と職場

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青弓社ライブラリー
過労死・過労自殺の心理と職場

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784787232113
  • NDC分類 366.99
  • Cコード C0336

出版社内容情報

なぜ、死にいたるまで働くのか。日本人に多いまじめで責任感が強く他者に気を遣う「メランコリー親和型性格」が、責任境界が曖昧な「柔軟な職場構造」に組み込まれている実態こそが真の原因だと指摘する。〈心理〉と〈職場〉の相互関連を読み解く。

第1章 過労死・過労自殺の〈研究〉
 1 総理の過労死
 2 過労死の社会問題化
 3 原因は長時間労働か?
 4 過労死から過労自殺へ
 5 過労死・過労自殺と性格
 6 過労死の“輸出”?

第2章 過労死・過労自殺の〈心理〉
 1 強制と自発のあいだ
 2 他者への配慮――頼まれると断れない
 3 逃げられない状況――自分と周囲との関係
 4 責任の背負い込み
 5 罪責感と自責の念――自分を責める
 6 過労死・過労自殺の仕事観

第3章 過労死・過労自殺の〈職場〉
 1 仕事における人的要素
 2 気配りと助け合い
 3 柔軟な職務構造
 4 コンテクストと間柄

第4章 過労死・過労自殺と〈自分〉
 1 “失われた十年”
 2 職場集団性の回復は可能か?
 3 限定的な仕事を
 4 日本のなかの〈自分〉

あとがき

内容説明

なぜ、死にいたるまで働くのか。強制によるものなのか、自発的な意志に従った結果なのか。労働の質的な変化にともなって仕事を至上とする社会的な要請が崩壊し、日本的な仕事倫理を死守することはもはや有効に作動しなくなっている。それでもなお、強制と自発とがないまぜになった心性に突き動かされ死を賭して働きつづける。旧来の日本型労務管理システム論や長時間労働説の限界性を突破して、まじめで責任感が強く他者に気を遣う「メランコリー親和型性格」が、責任境界が曖昧な「柔軟な職務構造」に組み込まれている実態こそが真の原因だと指摘する。“心理”と“職場”の相互関連を読み解き、自己と他者との能動的な関係構築を提言する。

目次

第1章 過労死・過労自殺の“研究”(総理の過労死;過労死の社会問題化 ほか)
第2章 過労死・過労自殺の“心理”(強制と自発のあいだ;他者への配慮―頼まれると断れない ほか)
第3章 過労死・過労自殺の“職場”(仕事における人的要素;気配りと助け合い ほか)
第4章 過労死・過労自殺と“自分”(“失われた十年”;職場集団性の回復は可能か? ほか)

著者等紹介

大野正和[オオノマサカズ]
1959年、兵庫県生まれ。神戸大学経済学部卒業後、企業勤務などを経て、大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は仕事論、仕事心理学。現在、三重短期大学、大阪経済法科大学、京都経済短期大学などで非常勤講師
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