青弓社ライブラリー<br> 故郷の喪失と再生

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青弓社ライブラリー
故郷の喪失と再生

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787231734
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0336

出版社内容情報

近年、故郷は、たんに生まれ育った土地をさすのではなく、新たな意味を与えられて、現代人の心のなかに再生しつつある。日本人にとって故郷とは何か。故郷・故郷観の変遷と現状、そしてその将来像をとおして、現代日本社会を多面的に考える。

はじめに  金子淳

第1章 都市空間と「故郷」  成田龍一 
第2章 歌謡曲のなかの〈故郷〉   藤井淑禎
第3章 消費される「ふるさと」  安井眞奈美
第4章 「故郷」というリアリティ  内田隆三
第5章 過疎・廃墟・故郷  岩田重則

内容説明

われわれは故郷を必要としているのか、あるいは、必要とさせられているのか。明治期から戦後、高度経済成長期を経て現在までの故郷をめぐる言説の変遷をたどり、そこに込められたイデオロギーの解説を試みる。まずは現代的な故郷イメージの起源を明治期の支配階級に帰し、故郷言説の政治性を明らかにする。戦後は望郷歌が人々の故郷への想いを克明に映し出していたが、その一方でノスタルジックな商品としてパッケージされた故郷が、消費型資本主義社会へ人々を駆り立てる装置として機能していた。そして、過疎に悩み、人知れず地図から消えていく故郷の村。五人の論者が、故郷再生の言説に潜むイデオロギーを描き出す。

目次

第1章 都市空間と「故郷」
第2章 歌謡曲のなかの「故郷」
第3章 消費される「ふるさと」
第4章 「故郷」というリアリティ
第5章 過疎・廃墟・故郷

著者等紹介

安井真奈美[ヤスイマナミ]
1967年生まれ。天理大学文学部講師。専攻は文化人類学・民俗学。共著に『祭りとイベント』(小学館)、『社会の民俗』(雄山閣)、『生き方と覚悟』(ちくま新書)、『女の民俗誌2』(弘文堂)『出産前後の環境』(昭和堂)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamikin

3
「ふるさと」の再帰的発見のとこだけでも読んどくべし。青弓社のこのシリーズって何気に質がよくて当たりが多いんです2012/12/22

Tatsuya Hirose

1
【消費される「ふるさと」】 大学院レポートの課題として紹介された「講演収録文」が含まれた本。「故郷」とはなんなのか?定義は近年とても多様化している。そして「故郷」に「とらわれる人」「とらわれない人」がいる(もちろんその間もある)としたとき、僕自身はかなり「とらわれる」側だ。時に「とらわれない」側のことがあまり理解できないくらいの勢いが出ることもある。そんな僕にとって、これまで感じていたモヤモヤを緻密に解きほぐしてれたすばらしい内容。前向きになったり後ろ向きになったりはなく「そういう視点」が少し理解できた。2021/07/19

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