出版社内容情報
すでに慣れ親しんだ「エコロジー」という言葉。だがその思想的根源はどこにあるのか。環境保護に関する歴史や哲学および思想を考察し、内部矛盾を露呈しているシステム社会の変革のための理論的方向を示唆する、格好の入門テキスト。
著者まえがき
日本の読者へのまえがき
序 環境保護になぜ歴史と哲学なのか
(1)事実とは:現状分析
(2)思想的背景:問題の原点
(3)文化的フィルターと科学の役割
(4)方法論と理論的根拠
1 現代の環境保護主義とは
(1)その定義
(2)環境保護主義の歴史的経緯
(3)環境保護主義の中心テーマ
(4)環境保護の三大名著『限界』『青写真』『小は美なり』
(5)問題の分析
2 テクノロジー環境保護主義のルーツ
(1)テクノ中心主義と古典科学
(2)科学革命と機械的自然
(3)ベーコン主義とその信奉者たち
(4)テクノ中心主義科学の古典的遺産
3 エコロジー環境保護主義の科学以外のルーツ
(1)プレニチュードと存在の大いなる連鎖
(2)ロマン主義の基盤
(3)ロマン主義の自然概念
(4)農村と都市
(5)現代のエコ中心主義におけるロマン主義の遺産
4 エコロジー環境保護主義の科学的ルーツ
(1)マルサスとネオ・マルサス主義
(2)ダーウィン、生命の綾とエコロジー
(3)エコシステムとエコフィロソフがき
原注
訳注
用語解説
参考文献
索引
目次
序章 環境保護になぜ歴史と哲学なのか
第1章 現代の環境保護主義とは
第2章 テクノロジー環境保護主義のルーツ
第3章 エコロジー環境保護主義の科学以外のルーツ
第4章 エコロジー環境保護主義の科学的ルーツ
第5章 科学と客観性
第6章 自然および環境保護についてのマルクス主義者の解釈
第7章 エコロジー環境保護主義の政治的ルーツ
第8章 教育は“最大の資産”たりうるか?