少年犯罪論

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少年犯罪論

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784787230607
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

非社会化し内向化する子どもたちの心とからだの危機、いじめ、リンチ、殺人などの少年非行・犯罪──。事件・現象の現場からの報告と論理との接合、そのあいだの往還の試みを介して事の本質へと迫り、子どもたちの現在と未来を測定する。

はじめに

1 危機のなかから
 (1)ことばへの犯罪  向井吉人
 (2)だるい・吠える・ぐずる【ある保健室の風景】  尾崎左知
 (3)十代の妊娠【親子関係からの一考察】  岩崎美枝子
 (4)過食・拒食する少女たち  嶋村久子
 (5)心とからだの間  松井洋子

2 できごとの場所から
 (1)二つの事件の「場所」  朝倉喬司
 (2)退路を断たれた意識の惨劇【高知・妹殺人事件】  玉木明
 (3)勝田一中集団暴行死事件  市毛勝三

3 現実と言説のはざまから
 (1)なんにもしない子どもたち【非行が消える、子どもが消える】  柳原佳子
 (2)少年補導の現在  松宮満
 (3)〈少年〉法の現在  佐藤直樹

未来としての非行  芹沢俊介

内容説明

なんにもしない子どもたち―。「授業の拒否と保健室通い」「拒食症」「無職少年」「十代の妊娠」「いじめ」など、非社会化、内向化する少年犯罪の現場からの報告を通し、現象と論理の往還の試みを介しつつ、子どもたちの心とからだの現在と未来を測定する。

目次

1 危機のなかから(ことばへの犯罪;だるい・吠える・ぐずる―ある保健室の風景;十代の妊娠―親子関係からの一考察;過食・拒食する少女たち;心とからだの間)
2 できごとの場所から(二つの事件の「場所」;退路を断たれた意識の惨劇―高知・妹殺人事件;勝田一中集団暴行死事件)
3 現実と言説のはざまから(なんにもしない子どもたち―非行が消える、子どもが消える;少年補導の現在;〈少年〉法の現在)
未来としての非行

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶ケーキ

0
当時の少年問題についての論文(エッセイ)集。テーマはかなり広い。3章の3論文と芹沢論文が面白かった(他の論文はかなりエッセイっぽかった)。特に佐藤論文は、厳罰化と子どもと大人との平等を絡めていてすごく面白かった。2016/01/26

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