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出版社内容情報
非社会化し内向化する子どもたちの心とからだの危機、いじめ、リンチ、殺人などの少年非行・犯罪──。事件・現象の現場からの報告と論理との接合、そのあいだの往還の試みを介して事の本質へと迫り、子どもたちの現在と未来を測定する。
はじめに
1 危機のなかから
(1)ことばへの犯罪 向井吉人
(2)だるい・吠える・ぐずる【ある保健室の風景】 尾崎左知
(3)十代の妊娠【親子関係からの一考察】 岩崎美枝子
(4)過食・拒食する少女たち 嶋村久子
(5)心とからだの間 松井洋子
2 できごとの場所から
(1)二つの事件の「場所」 朝倉喬司
(2)退路を断たれた意識の惨劇【高知・妹殺人事件】 玉木明
(3)勝田一中集団暴行死事件 市毛勝三
3 現実と言説のはざまから
(1)なんにもしない子どもたち【非行が消える、子どもが消える】 柳原佳子
(2)少年補導の現在 松宮満
(3)〈少年〉法の現在 佐藤直樹
未来としての非行 芹沢俊介
内容説明
なんにもしない子どもたち―。「授業の拒否と保健室通い」「拒食症」「無職少年」「十代の妊娠」「いじめ」など、非社会化、内向化する少年犯罪の現場からの報告を通し、現象と論理の往還の試みを介しつつ、子どもたちの心とからだの現在と未来を測定する。
目次
1 危機のなかから(ことばへの犯罪;だるい・吠える・ぐずる―ある保健室の風景;十代の妊娠―親子関係からの一考察;過食・拒食する少女たち;心とからだの間)
2 できごとの場所から(二つの事件の「場所」;退路を断たれた意識の惨劇―高知・妹殺人事件;勝田一中集団暴行死事件)
3 現実と言説のはざまから(なんにもしない子どもたち―非行が消える、子どもが消える;少年補導の現在;〈少年〉法の現在)
未来としての非行