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出版社内容情報
「甘くないまんじゅうでいいじゃないか!」と甘くない「うすかわ饅頭」で人気の和歌山・儀平の二代目の儀助は、四六時中おいしいまんじゅう作りに心血を注いだ。三代目は、鎌倉市に店舗を出して、儀平の味を関東に広めている。
岐阜県郡上八幡の両月堂の看板商品は「よもぎ求肥」や焼き菓子「郡上そだち」。「材料惜しまず、手間惜しまず」がモットーの頑固職人・村瀬孝治は、一子相伝のあんこ作りを親父から習い、材料は決して惜しまずに、納得しない味だと捨ててしまうほど。
子どもの頃から理工系が得意だった楽庵老木や・小木曽進は、紆余曲折の末に父親からまんじゅう屋の跡継ぎを命じられ、勉強好きを生かして研究と実験を積み重ね、玉子煎餅上下2枚の間にこしあん入りの求肥餅をはさんだ銘菓を作り上げた。
まんじゅう作りに全精力を傾ける職人から、客に満足を買ってもらう歓びが浮かび上がる。写真多数。
内容説明
たかがまんじゅう、されどまんじゅう!「甘くないまんじゅうでいいじゃないか!」と心血を注ぐ和歌山・儀平の二代目儀助。「材料惜しまず、手間惜しまず」がモットーの岐阜県郡上八幡の両月堂・村瀬孝治。楽庵老木や・小木曽進は、玉子煎餅二枚でこしあん入りの求肥餅を挟んだ。客に満足を買ってもらうために研鑽を積む職人魂を描く。
目次
海の底からまんじゅう屋 田嶋虎吉と田嶋儀助(海底七十メートルのドラマ;「あもないまんじゅっは、あってもええんちゃうこ!」;攻める三代目堀本京子が北鎌倉へ;日本一へのスタート)
鮎と踊りと頑固おやじ 村瀬孝治(材料惜しまず、手間惜しまず;菓子職人修業;失敗名人;両月堂の未来)
和菓子のマイスター 小木曽進(一九四四年(昭和十九年)十二月十三日名古屋空襲
東京が小木曽を変えた
大波乱
誰が継ぐか)
著者等紹介
弟子吉治郎[デシキチジロウ]
1947年、滋賀県生まれ。中部日本放送勤務を経て執筆活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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