出版社内容情報
江戸期には妖怪として畏怖されてきたツチノコは、1970年代に幻のヘビとして日本中を騒がせ、未確認動物として実在と不在の渦のなかでいまでも夢を与えつづけている。民間伝承では恐怖の存在だったツチノコが、マンガや観光資源になった足跡をたどる文化史。
序
第1章 ツチノコの正体
1 蛇の妖怪ツチノコ
2 蛇とうなぎとムカデの頭
3 器物の妖怪ツチノコ
第2章 ツチノコ談義
1 ツチノコ余話
2 本草書の怪蛇
3 のっぺらぼうとツチノコ
第3章 『逃げろツチノコ』を捕まえる
1 『逃げろツチノコ』の時代
2 ツチノコの誕生
3 山本素石がいた山河
第4章 ツチノコが歩んだ道
1 少年マンガとツチノコ
2 水木しげるが描いた「つちのこ」
3 「地方の時代」のツチノコ
あとがき
内容説明
江戸期には「妖怪」として畏怖されたツチノコは、1970年代に「幻のヘビ」として全国を騒がせ、「未確認動物」になってマンガや子ども向けの読み物で描かれて、いまも実在と不在の渦のなかで夢を与えつづけている。民間伝承では恐怖の存在だったツチノコがマンガや観光資源になり、海外でも受容されるようになるまでの足跡をたどる。
目次
第1章 ツチノコの正体(蛇の妖怪ツチノコ;蛇とうなぎとムカデの頭 ほか)
第2章 ツチノコ談義(ツチノコ余話;本草書の怪蛇 ほか)
第3章 『逃げろツチノコ』を捕まえる(『逃げろツチノコ』の時代;ツチノコの誕生 ほか)
第4章 ツチノコが歩んだ道(少年マンガとツチノコ;水木しげるが描いた「つちのこ」 ほか)
著者等紹介
伊藤龍平[イトウリョウヘイ]
1972年、北海道生まれ。台湾・南台科技大学教員。専攻は伝承文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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