越境する近代<br> 音楽を動員せよ―統制と娯楽の十五年戦争

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越境する近代
音楽を動員せよ―統制と娯楽の十五年戦争

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  • サイズ A5判/ページ数 270p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787220240
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0320

内容説明

近代日本の歩みとともに大衆化した音楽は、十五年戦争期にどのように「戦争の手段」として活用され、人々に愛され親しまれたのか。戦時下の音楽界の組織化の実態、量産された「国民歌謡」や「国民合唱」、占領地で対外宣伝を担った音楽関係者たち、さらには戦後への継続や戦争責任までも射程に収め、近代日本の音楽史の空白を浮き彫りにする。

目次

第1章 音楽と総動員体制
第2章 音楽界の一元化―演奏家協会と日本音楽文化協会
第3章 電波に乗った歌声
第4章 量産された「国民歌」―アジア・太平洋戦争期の楽曲募集
第5章 音楽の「大東亜共栄圏」
第6章 「戦後」への射程

著者等紹介

戸ノ下達也[トノシタタツヤ]
1963年、東京都生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。洋楽文化史研究会代表幹事。専攻は近代日本音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tu-ta

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本から引用:音楽界や音楽家の「戦争責任」が正面から論じられることなく今日に至っている、その代償はあまりにも大きい。…(だ)からこそ、戦時期の音楽にふれることがタブー視され、…歴史の空白を作ってしまっているのでは(248p)2010/09/23

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