内容説明
ハニカムチューブにはPC造と鋼構造のふたつの構造が考えられている。本書は鋼構造のハニカムチューブについて紹介するものだが、序章として、先行して開発されたPCを主構造としたハニカムチューブ(ハニカムチューブPC)の進捗についても紹介することとした。2006年12月に刊行した『HONEYCOMB TUBE ARCHITECTURE―ハニカムチューブの建築』の概要に加えて、2007年4月に行われた1/3試験体による立体構造システム実験や、実施予定のプロジェクトなど、その後の成果を追補してまとめている。
目次
00 ハニカムチューブの概要
01 ハニカムダイナミクスのシステム(論文:ハニカムダイナミクスの空間へ―自然のフラクタルパターンと交通する空間について;ライトハニカム;フラクタルハニカム;ハニカムチューブ・スカイスクレーパー)
02 アーバン・ケーススタディ(インタビュー01 古谷誠章;インタビュー02 大月敏雄;インタビュー03 太田浩史;アーバン・ケーススタディ01 住宅密集地;アーバン・ケーススタディ02 スカイスクレーパー;アーバン・ケーススタディ03 都心;アーバン・ケーススタディ04 臨海地域;アーバン・ケーススタディ05 中心市街地;アーバン・ケーススタディ06 郊外)
03 ハニカムダイナミクスの実践に向けて(フラクタルハニカムの構造性能;座談会 フラクタルハニカムの構造耐力を検証する;ハニカムチューブ・スカイスクレーパーの制振設計;ハニカムダイナミクスの環境性能)