目次
春の朝(ロバート・ブラウニング)
過ぎ去った今(河井寛次郎)
日本語の美しさ(佐藤春夫)
「イーリアス」を訳し終えて(土井晩翠)
奈良日記(エルヴィン・ベルツ)
行春(ゆくはる)(芭蕉)
田植えの季節に思う(津田左右吉)
暮らしと文明(長谷川如是閑)
立山の賦(大伴家持)
京の祭り(吉井勇)
鳥を追うことば(早川/孝太郎)
国原(くにはら)(伊藤/左千夫)
北里先生のことども(志賀/潔)
中江藤樹(内村/鑑三)
夜明け前(島崎/藤村)
阿部一族(森/鴎外)
文芸における道徳性の本質(萩原/朔太郎)
今様(いまよう)(ニ川/相近)
単騎遠征(福島/安正)
航海日記(村垣/淡路守範正)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gimmikc
1
国語の表現技法が縦横無尽に記されているのは、国語教科書として当然ではある。しかし、とんでもなくうまい文章だらけで、ティーンエイジャーは即影響を受けること請け合い。もたろん、国学としての立場、絶対的視点相対的視点両方からの取り扱いも忘れず、国語を通して何を伝えたいかの情熱がわかります。2016/06/02
ルアット
0
読んでいて学生の頃の国語の勉強を思い出してしまった。ただ、中学生の国語の教科書としては、なかなかレベルの高い内容で、自分の中学生の時だったら、この本は馬の耳に念仏だった思う。。 一昔前に著されたものなので、現代の価値観からするとちょっと古いなというところも多々あり。ただ、この当時の価値観と現代の価値観とではどちらが正しいかというと、微妙で、当時の価値観でも現代に非常に教訓になるところも多いと感じた。2013/03/30