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目次
太宰治(思ひ出;魚服記;雀こ;老ハイデルベルヒ;清貧譚;十二月八日;貨幣;桜桃;如是我聞より)
檀一雄(美しき魂の告白;照る陽の庭;埋葬者;詩人と死;友人としての太宰治;詩篇)
著者等紹介
太宰治[ダザイオサム]
明治42年、青森県に生れる。生家は富裕な大地主で、それを反って引け目とするなかで、東京帝大仏文科に入学した頃から左翼の非合法活動に関わり、やがて離脱する。昭和8年、処女作「思ひ出」に続いて「魚服記」を書いた後、同人となった「日本浪曼派」に発表の「道化の華」他で認められ、同11年に第一創作集「晩年」刊行。その後は、「老ハイデルベルヒ」「走れメロス」はじめ、人間への愛情と人生の敗北感が屈折して交差するところに、繊細で過剰な自意識をしなやかな文章に託した短篇は、特に若い読者を捉え、戦後は斜陽族の語を生んだ「斜陽」等で流行の作家として迎えられるも、「人間失格」の作を最後に、昭和23年、入水して卒る
檀一雄[ダンカズオ]
明治45年、山梨県に生れるが、出自を福岡県とする。東京帝大経済学部に在学中の昭和8年、処女作「此家の性格」が周囲の注目を浴び、同10年、太宰治らと「日本浪曼派」に加わって「夕張胡亭塾景観」他を同誌に発表、同12年には作品集「花筐」を上梓する。氾濫する情熱と行方の知れぬ寂寥を簡勁な文に包んだ作品は、小説において「日本浪曼派」を代表したが、戦中は軍隊生活を含めて大陸の各地に行する歳月を多く送った。戦後の同25年、亡妻との間を描いた「リツ子・その愛」「リツ子・その死」が好評を博すると、「真説石川五右衛門」「夕日と拳銃」等を多作する一方、20年に亘って書き継いだ大作「火宅の人」の業を同50年に遂げ、翌年歿
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