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目次
野辺のゆきゝ(初期詩篇抄)
橋姫
木綿以前の事
昔風と当世風
妹の力
雪国の春
海女部史のエチュウド
不幸なる芸術
野草雑記
眼に映ずる世相(明治大正史 世相篇より)
米の力
物忌と精進
家と文学
海上の道
著者等紹介
柳田国男[ヤナギタクニオ]
明治8年、兵庫県に生れる。桂園派の和歌、新体詩に心を寄せ、同38年の竜土会の発会にも関わる一時期を経て、田山花袋らの自然主義に批判的な姿勢を持すようになり、やがて文学界から離反する一方、諸方に行する間に民俗を探訪した成果を、同42年「後狩詞記」、翌43年「遠野物語」として著したのは、民俗学の濫觴をなす。大正2年「郷土研究」、昭和10年に「民間伝承」を創刊、民間信仰あるいは習俗、口承文芸等の研究に先鞭をつけ、「山の人生」「木綿以前の事」「妹の力」他を次々に刊行した。戦後の「不幸なる芸術」、最後の「海上の道」に至るまで、博覧強記の上に、犀利な洞察力と周到な推理を以て常民の生活の歴史を究め、日本人の在りようを見定めようとした著作は厖大な量に達するが、それらを通じて描かれたのは、自体が壮大なロマンだったという意味で、近代の文学者の雄たる一人であった。昭和26年に文化勲章を受章。同37年歿
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感想・レビュー
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うえ
9
「夫婦または親族の者二人並び立つ中間を通るのは最も忌むべきことで、人が通るを人別れ、犬が通るを犬別れと謂つてともに凶事とするとある。つまりこの思想に基いて、橋にも男女の二神を祭つたのが橋姫の最初で、男女であるが故に同時に安産と小児の健康とを禱ることにもなつたのである。ゴンムの「英国土俗起源」やフレエザーの「黄金の小枝」などを見ると、外国には近い頃まで、この神霊を製造するために橋や境で若い男女を殺戮した例が少なくない。日本ではわづかに古い古い世の風俗の名残を、かの長柄の橋柱系統の伝説の中に留めてゐる」2019/12/18
かわかみ
0
新学社の<近代浪漫派文庫>の中の一冊で、企画としては民俗学というジャンルではないが「木綿以前の事」、「野草雑記」、「海上の道」などを含んでおり、柳田の入門書となりうるかも知れない。遠野物語は含まれていない。2018/12/10




