内容説明
「詩と俳句にみられる市井人の台頭」「三高京大の教員・在学生・卒業生たちの活動」「鉄道の発達に伴う東京の文人たちの入洛」の三つの特質をあげて、京都の大正文学を克明にたどる。著名な作家のみならず、時とともに風化していく一般市民の文学活動にも光を当てた類をみない好著。巻末には「京都の大正文学年表」付き。
目次
泉鏡花と長田幹彦
近松秋江
志賀直哉
加能作次郎
土田杏村
村山槐多
竹内勝太郎とその周辺
京都詩壇
吉井勇
九條武子
田中王城と鹿笛句会
鈴鹿野風呂・日野草城と「京鹿子」
芥川龍之介の「京都日記」
著者等紹介
河野仁昭[コウノヒトアキ]
1929年愛媛県生まれ。エッセイスト、詩人、日本ペンクラブ会員。すてっぷ詩話会・京都現代文学を楽しむ会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 現代経営学 (改訂版)