内容説明
「山も空も、太陽も月も、草木も花も、生きているもの在るものすべてが愛しくなりました」―日を追うごと短歌の魅力に惹かれ、著者は、素直な自分に出会い、こころが潤ってきたといいます。この度、住まいのある京都はもとより、講演先の東北、北陸、中部、四国、九州などの地で詠んだ短歌、百二十五首が、一冊の歌集にまとまりました。カラー頁には著者プロデュースのきものをあしらい、どなたでも興味がもてるよう詞書きを添えた読みやすい構成となっています。
目次
こころ揺らめき
過ぎざらめやも
水面は鏡
近江の国
春の香ぞする
風わたりゆき
七夜の影
胡麻の峰
鮮らけき青
祇王寺〔ほか〕