内容説明
「失われたアーク」を蘇らせて日独が共同開発して建造した戦艦『グリフォン』は、長さ333メートル、排水量13万トン、最大装甲厚65センチにして、51センチ50口径の主砲を持つ超弩級戦艦となった。1944年、ドイツ人提督とともに進撃した有賀艦長以下の日本海軍は、太平洋、インド洋、そして大西洋で米英軍と対峙し、『グリフォン』の2トンにおよぶ主砲弾をぶっぱなしてことごとく撃破していった。が、戦勝に沸く日本海軍将兵をよそに、その裏にはドイツ・ナチスのどろどろとした陰謀がひそかに燃えていたのだった。
著者等紹介
山中将司[ヤマナカショウジ]
1976年神奈川県生まれ。市役所勤務を経て小説家デビュー。特に世界情勢や軍事関係には深い造詣を持ち、その知識は軍事アナリストをも凌ぐ豊かさがある。架空戦記小説界の次代を担うホープである
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