内容説明
昭和20年当時の函館に、徳川家を総帥とする蝦夷共和国が明治維新以降ずっと存続していて北海道をその領土とし、本州以南を領土とする大日本帝国とは友好関係にあった。ところが、帝国日本の太平洋戦争敗戦によって、蝦夷共和国は大国アメリカの脅成のターゲットになってしまった。自衛隊第一空挺団所属の土方隼人陸曹は訓練中に意識を失い、気がついたときには時空を超えて昭和20年の蝦夷共和国にタイムスリップしていた。新撰組の副長にして幕府軍の雄だった土方歳三の末裔の土方陸曹は、蝦夷共和国海軍奉行として共和国海軍を率い、奇策を弄して大国アメリカ海軍に立ち向かっていく…。
著者等紹介
秋山康郎[アキヤマヤスオ]
1957年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業後、集英社に入社。主に『週刊プレイボーイ』の編集に携わった後、執筆活動に入る。現在、週刊誌数誌にコラムを連載するかたわら、「ハウツウ・イングリッシュ」「ハウツウ。パソコン」ほか、短編の時代小説や戦記小説も手掛けるマルチライター
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