出版社内容情報
鼠除け猫絵を描く絵師・十兵衛と、人間語を解する不思議な力を持つ猫又・ニタの名コンビが織りなす猫情話、最新刊!
今巻も粋に泣かせます!
今回も江戸文化は勿論、不思議な事件が目白押し!
猫だけでなく、なんと犬も出てきます!!
永尾 まる[ナガオ マル]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
40
いつも通り、涙あり、のほほんとした癒しありの小話の詰め合わせ。やっぱり猫好きにとってこの世界観はたまりませんなあ。猫漫画は色々読んでいるけど、ここまでピタッとはまる作品はないというか。個人的には牽牛子猫が良かったかな〜。普段愛猫が主人に癒し以外の何らかの能動的行動をとらないため、こういう話はフィクションだとしても堪らない。船の話と、子探しの話もじんわり。はぁ、癒された。そんなうちの愛猫は18歳にしてボケが始まっております…夏は本当、年齢増すごとに苦手なようで…お盆の一週間の猫二人生活心配…。2016/06/14
aisu
18
江戸の文化も知れるし、猫も可愛い。この本では雪白が好み〜。2016/06/23
こむしゃん@睡眠第一
17
今回は子猫たちが大活躍です。季節は、夏から正月。一話目からほろっときました。2016/07/15
日奈月 侑子
17
「世の中ってのは、全部が全部上手く行くもんじゃねぇのは承知しているがよぅ。どうにもなぁ」 今回は「牽牛子猫」「戯かし猫」「猫茶碗」「迷い子猫」の話が特にお気に入りでした。牽牛~では、ご主人の習慣を引き継いで朝顔をせっせと育てている村雲の様子がいじましいやら微笑ましいやらで…どんな顔したらいいものやらって感じでした。特に「へそ!?」のモノローグと村雲の表情に笑ってしまった…あれはずるい…。最後にご主人が咲いた事を教えに来てくれる描写も優しくて好きです。 あと戯かし猫では、虫扱いされてる豆犬の可愛さに瀕死…。2016/06/23
本木英朗
16
「戯かし猫」の回では、トラ助・ミケ・タケ某の3匹の仔猫が拾ってきたのが、何と豆犬の仔犬だってところから、どうなって行くのかが見ものです、はい。「迷い仔猫」の回では、お篠さんが猫丁長屋に来たってところから始まる。これも最後は子猫を住まわせるってところがよかったです、はい。……という感じで17巻に続く。2023/03/10
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