内容説明
本書の構成は、「信用管理」、「契約」、「担保」、「手形・小切手」そして「回収」の五つで、これは、大きく前書と変更はありません。「信用管理」は、担保・回収までを含めた広義の債権管理の一領域ゆえ、大項目を「債権管理」とした上での扱いとすることとし、「契約」については、紙面の関係も考慮し、典型的な売買契約のみを対象としています。また、「担保」については、今、目の前にある「もの」をどうやって担保にとるかという点を重視し、極めてマニュアル的な記述にすることになったものの、一方で、やはり、「担保」とは何か、という講学的な意味での解説も最低限必要であることから、担保の解説の部分とどうやって担保をとるかという二つの異なった切り口での記述としています。さらに、「回収」については、ただ単に手続きの解説・説明をすることは、最小限度とすることにし、回収しなければならない状況におかれた担当者が、相手先(債務者)がどんな状況になっているか(信用不安時なのか、危機的状況なのか等)に応じ、どのような順序で、何をし、何ができ、何をすべきかという点をポイントにした記述をしています。この意味で「手形・小切手」についての記述は、平常時の回収の中での位置付けで論じています。
目次
第1編 債権管理(債権管理;信用管理)
第2編 契約(契約の成立=債権・債務の発生;契約書作成上の留意点 ほか)
第3編 担保(担保とはどんなものか;「もの」から見た担保設定の実務)
第4編 回収(回収総論;手形・小切手による回収と時効の管理 ほか)
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