内容説明
リーガル的な文脈にあるが、伝統的な法務領域とは少し異なる領域にある問題への考え方を示す。実質的考慮を基礎とした意思決定の枠組みを提案。
目次
序章 本書出版に至る背景・1(デジタル・テクノロジーの社会実装とルール;本書の構成)
第1章 答えのない世界へ(答えのない世界における課題;答えのない世界を歩むための武器;答えのない世界を歩むための武器の活用)
第2章 ステークホルダー論と「日本論」、その融合の試み(バズワード化する「ステークホルダー」との間で何が求められているのか;ステークホルダー・リレーションシップの種類;日本人の特性を踏まえたリレーションシップの手法;今のところの最適解?)
第3章 AIガバナンス構築を題材にした望ましいガバナンスの構築(答えのないAIガバナンスにどう取り組むのか;具体的事例から考えるAIガバナンス;ステークホルダーの関与度合い;AIの実質的対応のためのルールからAIガバナンスへ)
第4章 ルール創造とガバナンス体制構築へ向けて(ガバナンスとその周辺の用語;ガバナンスとルールに対する理解を変える;ルール創造とガバナンス体制構築を目指して(ボトムアップとトップダウンが両輪))
著者等紹介
渡邊満久[ワタナベミツヒサ]
principledrive株式会社 代表取締役/principledrive法律事務所 弁護士。2008年京都大学法学部卒業、2011年京都大学法科大学院修了。4つの都内法律事務所やインド駐在を経て、2023年にprincipledriveを起業
田中陽介[タナカヨウスケ]
principledrive株式会社取締役。2006年京都大学大学院工学研究科修士課程、2012年シンガポール国立大学知的財産コース(GCIP)を修了。日本、シンガポール、インドにおいて企業知財部、特許事務所に勤務。2020年より日本企業の新規事業開発やデジタル化推進の支援を本格化。2023年、共著者の渡邊と共に株式会社principledriveを創業し、今日に至る。データやAIの利活用を推進するための事業支援、ガバナンス体制構築支援を多数実施
西尾暢之[ニシオノブユキ]
弁護士。2013年岡山大学法学部卒業、2015年京都大学法科大学院修了し、2017年1月弁護士登録。EY税理士法人、EY弁護士法人、AsiaWise法律事務所を経て、現在は外資系消費財メーカーの法務部においてデータプライバシーを担当。主に国際税法、M&A法務、データプライバシー・データ利活用案件に従事した経験を有する。現職では、日本の法令対応に加えて、GDPRベースのコンプライアンス体制構築を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。