内容説明
サイバー空間とフィジカル空間が融合した社会システムに法学は貢献できるか。国家を超えて展開するデジタル・ビジネスに関連した法制度をEU法・中国法・アメリカ法・日本法の観点から俯瞰する。デジタル化によって変貌しつつある社会システムに適合的で、かつ、社会の構成員にとって自由で公正なシステムの基盤となる法を学際的に探究する。
目次
第1部 デジタルプラットフォームビジネスと法規制の動向(デジタル戦略をめぐるEUの法規制の動向;中国におけるデジタルプラットフォームビジネス規制の動向;米国におけるデジタルプラットフォームビジネス規制の動向;わが国におけるデジタル関連法制の動向と課題)
第2部 デジタルビジネスに関する新たな立法政策の構築をめざして(デジタルビジネスの展開と法学からみた課題;デジタルビジネスに関する基礎的考察―アーキテクチャ・データ・ガバナンス;金融サービスのデジタル化とルール形成の戦略的活用)