出版社内容情報
プロファイリングの法律問題について理論面・実務面から検討
AIが広く活用されるようになった現在、AIによる個人情報の利用やプライバシー侵害がますます問題になってきている。特にAIを用いて人をプロファイリングすることは、対象者である個人や社会に大きな影響を与える。本書では、国内外の法律や事例も含めプロファイリングの法律問題について検討し、プロファイリングについて、リスクベース・アプローチに基づいたフレームワークを提示する。
目次
第1章 プロファイリング総論(本書の基本的考え方;プロファイリングの定義;プロファイリングとプライバシー)
第2章 各国のプロファイリング関連制度(日本におけるプロファイリング関連制度;EUにおけるプロファイリング関連制度;米国におけるプロファイリング関連制度)
第3章 プロファイリングの具体的事例と企業の取組み(プロファイリングの具体的事例;企業の「AIポリシー」とプロファイリング)
第4章 プロファイリングの適切性の判断枠組み(プロファイリング導入の適否;プロファイリングと利用目的;プロファイリングにおける公平性;プロファイリング対象者への説明;プロファイリングにおけるアカウンタビリティ;プロファイリングにおける人間の関与;プロファイリングにおける同意;プロファイリング結果の第三者提供)
第5章 まとめ(本書で採用するリスクベース・アプローチの概要;そもそも導入することが許されないプロファイリング;リスクベース・アプローチの適用)