出版社内容情報
争点整理手続の全体像と、裁判官の思考プロセスを詳細に解説
民事事件のより良い解決のためには、争点整理手続における緻密な事実認定が欠かせない。では、争点整理手続はどんなプロセスで進み、裁判官は何を考えているのか。弁護士や若手裁判官、紛争当事者、関係者に向け、現役判事が自身の経験も交えつつ、争点整理手続の全体像をやさしく解説する。
内容説明
民事訴訟の要となる争点整理における約束事、裁判官の思考プロセスを、図や例題を交えながら丁寧に解説し、対話(ダイアローグ)による審理を目指す。裁判官の考えていることをより理解し、活用できる本。
目次
第1部 争点整理~審理運営の基礎となるもの(審理の運営方法;審理のあり方と心証形成;民事裁判における事実認定の意味)
第2部 事実認定についての基本的な考え方(事実とはなにか;事実認定の手法1―経験則1;事実認定の手法2―経験則2 ほか)
第3部 争点整理~自己決定の基礎となるもの(争点整理の意義再論;争点整理の効果)
著者等紹介
足立正佳[アダチマサヨシ]
司法研修所第43期生。1991年福岡地方裁判事補、その後、千葉地裁、東京地裁、横浜地裁等の勤務を経て、2008年宮崎地裁部総括判事、福岡高裁判事、福岡地裁小倉支部部総括判事、福岡地裁部総括判事、熊本地裁部総括判事(2022年9月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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