出版社内容情報
コーポレートガバナンス・コードの2021年改訂に対応した最新版
コーポレートガバナンス・コードが定める各原則の総論的な考え方を逐条で解説したうえで、各原則がどのような背景・文脈のもとで、誰に何を求めているかを解説。2021年に改訂されたCGコードおよび「対話ガイドライン」の内容を取り込むとともに、最新の実務動向を踏まえてアップデート。
内容説明
2021年6月に改訂されたCGコードおよび対話ガイドラインに対応した最新版。CGコードを読み解き、実務へ活かすための必携書。
目次
第1部 総論(コーポレートガバナンス・コードの策定から2021年改訂に至るまで;コードの概要;コードの読み方;実務上の対応方針)
第2部 各論(株主の権利・平等性の確保;株主以外のステークホルダーとの適切な協働;適切な情報開示と透明性の確保;取締役会等の責務;株主との対話)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
3
コーポレートガバナンス・コードの各原則を逐条解説的に説明していく。内容としては、この分野で著名な弁護士による著作ということもあってシンプルかつ信頼性のおけるものになっていると思うし、実際の企業の事例が引用されているのは中々わかりやすい。一方で、実務で深く携わっている立場の人からすると、じゃあどうするのかという観点にはそれほど答えているわけではないのではないかとも思える。あくまで最初に読む概説書という位置づけで読んでいくのが良いと思う。その上で、別の書籍等で理解を足していくのだと思う。良書だと思う。2022/03/27
ただの人間
0
いろいろな観点、手続、関係者のバランスをとって、(あえて曖昧な表現をすれば)よい会社であるための指針を、具体例にも触れつつ解説していく。 経営判断原則に関する最高裁判例も意識されているだろうが、かなり手続面(デュープロセス)の構築が重視されているという印象を受けた。2021/11/30