出版社内容情報
人事労務の担当者が実務上対応が迫られる論点についてQ&A方式で解説
労働関係法に関する基礎的知識を解説したうえで、人事・労務の現場において問題となりうる論点について、実務を踏まえながら解決への道筋を示す。各種書式を多数収録。同一労働同一賃金、働き方改革等、最新の裁判例・法改正を踏まえ、大幅なアップデートを行った決定版。
内容説明
最新の重要判例・法改正を踏まえた改訂版。人事労務問題に直面した企業の担当者、若手弁護士のための決定版マニュアル。
目次
人事労務の担当者がまず知っておくべきこと
労働契約の締結
労働時間、休日、賃金
人事権の行使
従業員にとって不利益な内容に労働条件を変更する
普通解雇
懲戒処分
ハラスメント対応
休職命令
退職・定年後
労働災害
多様な労働契約
団体交渉
労働基準監督署への対応
著者等紹介
佐藤久文[サトウヒサフミ]
弁護士(外苑法律事務所)。2000年に裁判官に任官し、2008年に退官。裁判官時代に労働集中部に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさやん510
1
労働法分野の各問題について、基本的な考え方と対応方法、関連裁判例、書式をコンパクトにまとめている。細かい論点を網羅的に取り扱っているというよりは、とにかく結論としてはこう動けばいいという指針が解説されているので、慣れない対応について方向性を把握したいというときには、変に冗長な解説がない分使いやすいのでは。あまり話題になっていることは少ないが(おそらく労働法に詳しい実務家からすれば物足りない、という評価になるからか?)、個人的にはなかなかの良書ではないかと思う。2022/06/20
ゆとりのなべはる
0
労務の各種問題について網羅的に対応方針が書かれている。ひとつひとつを深く掘り下げられているわけではないが、参考となる判例と対応方針をざっくり掴むのに役立ちそうな一冊。ざっと目次から気になる箇所をチェックしておいて、具体的な対応が必要になったときに対応箇所を読む使い方が良さそう。2024/06/22