出版社内容情報
破産管財人が実際に破産管財業務の過程で調査検討をし、相手方との交渉や法的申立てを経て最終解決に至るまでのノウハウ等を紹介する。破産管財人の財産換価の一手法である「否認」とその大前提となる「財産調査」を新たにテーマとしてとりあげ、破産管財人の視点で解説する。
内容説明
現場の英知がここに集う。新たなテーマとして財産調査、否認を取り上げ、民法(債権)改正、最新判例を踏まえた待望の最新版。
目次
第1部 実務家からみた破産管財人の財産換価を巡る諸問題(総論)(破産管財人からみた破産財団の換価;裁判所からみた破産管財人の財産換価)
第2部 実務家からみた破産管財人の財産換価を巡る諸問題(各論)(財産調査;不動産;債権;動産 ほか)
第3部 研究者からみた破産管財人の財産換価を巡る理論上の諸問題(破産管財人の法的地位と第三者性―管理機構人格説の揺らぎ?;破産管財人の善管注意義務と担保価値維持義務;破産管財人の負う義務の内容と調整―「第3の義務」はあるのか;倒産解除特約の破産手続上の効力 ほか)