出版社内容情報
IoTとAIシステム構築、パーソナルデータ・ビッグデータの取扱い、AIによる事故の対応などに必要になる法律をわかりやすく体系的に解説。あわせて、IoTとAIに関する技術動向やAI・データの利用に関する契約ガイドラインを紹介し、最新ビジネスに活用していく上での法務戦略を示す。
内容説明
IoT・AIでどんな法律問題が起こるか知っていますか?IoT・AIシステムの構築、パーソナルデータ・ビッグデータの取扱い、AIによる事故の対応などに必要となる法律をわかりやすく解説した池系書第2版!
目次
第1編 IoT・AIの仕組みと法律の概要(IoTが変える世界;IoTの基礎知識;IoTをめぐる法律問題;AIをめぐる法律問題;インダストリー4.0の法律問題)
第2編 IoT・AIの法律各論(パーソナルデータの法律問題;ビッグデータの法律問題;AIの法律問題;自動運転の法律問題;ネットワークの法律問題;空飛ぶデバイス―ドローンの法律問題;デバイスの安全性の法律問題;サイバーセキュリティの法律問題)
著者等紹介
福岡真之介[フクオカシンノスケ]
西村あさひ法律事務所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
びんちゃんぽんだな本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
4
IoT・AIに関し、総論的な解説に始まり、データ的な側面、ネットワーク的な側面、デバイス的な側面、さらにはサイバーセキュリティに関わる側面といった各論的な内容にまで突っ込んだ解説がなされている。その中でも、本書の特徴をあげるとすれば、単なる法律的な側面だけではなく、技術的・ビジネス的な側面にもそれ相応の解説がなされている点かと思う。そのおかげで、IoT・AIに関する法的問題を考えるにあたってのイメージがつきやすい構成となっている。本分野に関する勉強をするのであれば、導入の1冊として良いのではないか。2020/01/04
Hatann
4
IOT/AI社会における各種法律上の論点について素描している。昨年にはビッグデータ関連の法律変更やガイドライン公表もあったせいか、データに関する記載が比較的厚い。仮想通貨なども含めたフィンテックの領域は著述の対象に含まれていない。技術が日々進歩して、法律も懸命に並走しようとしている中にて、解説本についても日々のアップデートが必要になる。本書も初版は2017年に出版されているが2年後に第2版が出版されることとなった。一覧性のある書物は実務指針として有益なので、今後も版数を重ねていくことに期待したい。2019/08/26
nappa
3
これは良書。IoT、AIの説明から、各法律の説明がきちんと記載あり。それぞれの法律のつながり、問題点まで検討されていて、理解しやすい。ガイドラインやモデル契約なども網羅されており、1冊に凝縮されている印象。新しい分野で判例もままならない分野でありながら、有識者たちの見解が詰まっておりとても勉強になる。2022/03/12
anaggma
2
法律素人でも理解可能な書き方になっていた。記述の密度が高く、時折入る事例解説もわかりやすい。2022/02/23
うぴー
1
標題のテーマに関連する法律の規制内容と、その規制内容がどのようにIoTに当てはまるのかが簡単に紹介されている。論点を探すのに役立つと感じた。が、内容に大きな影響はないものの校正途中かと思ってしまうような誤記が目に余るほど多かったのが気になった。2020/04/24