出版社内容情報
研究者たちによる民法学の承継と改正民法下での新たな論究2017年5月、民法(債権法)の改正法が成立した。債権法改正に至るまでの背景や議論について研究者たちがあらためて考察を行い、さらに改正法のもとでも残された課題、新たな論点について論究する。?では総則・総論、?では債権総論と契約、?では契約を取り扱う。全3巻本。
安永 正昭[ヤスナガ マサアキ]
監修
鎌田 薫[カマタ カオル]
監修
能見 善久[ノウミ ヨシヒサ]
監修
目次
改正債権法の社会像―基底をなす人間観
債権法改正後の解釈論・立法論―進化・連結・多元
改正債権法の経過措置
債権法改正の不法行為法への影響
債権法改正と労働法
改正債権法と民事訴訟法
改正債権法と裁判実務
債権法改正と比較法
フランス民法典改正史―民法典の危機と再生
オーストリアの民法改正と日本民法―任意後見制度の改革をめざして
公序良俗規定の意義と機能
意思能力概念の意義と機能
民法94条2項類推適用論の発展的解消の可能性―フランス法を素材として
法律行為の基礎錯誤と錯誤要件論
本人であると称することによる代理と表見代理
授権概念の有用性についての検討―処分授権を中心として
消滅時効