出版社内容情報
日弁連が取り組む司法アクセス改革の中で、実現性が高く、最も注目される施策となっているのが、権利保護保険(弁護士費用保険)の拡充。これまで交通事故の特約保険として普及してきたが、最近では離婚、遺産分割、労働等の一般民事紛争にも適用がはじまっている。この権利保護保険について、制度内容、今日の課題、将来の課題等を詳細に論述した日本で最初のバイブル的な書籍。弁護士や研究者のみならず、保険会社の関係者にとって待望の一冊。
内容説明
権利保護保険(弁護士費用保険)制度の理論と実務を網羅。『弁護のちから』『Mikata』の保険約款を逐条解説。
目次
第1章 わが国における「権利保護保険」研究の歩み(権利保護保険の意義;日本での意義;日弁連における権利保護保険研究の歴史)
第2章 わが国の「権利保護保険」の理論的検討と克服すべき課題(司法アクセスの促進としての権利保護保険の役割;権利保護保険を巡る理論的な問題;弁護士保険ADR制度設置の課題;権利保護保険の対象範囲拡大に向けての課題)
第3章 権利保護保険普及や課題克服のために行うべきさまざまな方策と具体的な施策(権利保護保険普及に向けての日弁連の取組み;権利保護保険普及に伴う課題とその克服について)
第4章 主要弁護士会の具体的取組み(東京弁護士会;大阪弁護士会)
第5章 事例研究(商品解説『弁護のちから』―約款解説を中心に;商品解説『弁護士費用保険 Mikata』―約款解説を中心に)