出版社内容情報
2016年6月に開催された環境法政策学会第20回学術大会シンポジウム「生物多様性と持続可能性」の全記録。自然保護地域の保全と管理のあり方やABS国内措置、海洋における生物多様性の保全、生物多様性や自然保護に関する訴訟等を総括的に検討。
環境法政策学会[カンキョウホウセイサクガッカイ]
内容説明
新しい法概念である生物多様性と持続可能性を両立させるためには何が求められるか―法政策の観点から各種アプローチを分析。
目次
第1部 概観―生物多様性と持続可能性(総括報告:日本における生物多様性と持続可能性;自然保護地域の保全と管理;ABS国内措置;海洋の生物多様性の保全;自然保護の訴訟―生態系サービス訴訟への変異;コメント;コメント―シンポジウム「生物多様性と持続可能性」に寄せて)
第2部 生物多様性と持続可能性―パネルディスカッション
第3部 個別研究報告(地球温暖化による損失に対するリスク移転メカニズム政策の方向;ロンドン海洋投棄条約体制における海洋の科学的調査活動の規律―海洋肥沃化活動をめぐる規制の展開;国連水路条約における衡平利用原則と重大危害防止原則との関係についての再検討―緩和肯定説と緩和否定説の対立解消に向けての一考察)
第4部 研究論文(軍事訓練による環境被害をめぐる問題―米国の事例から;米国有害物質規制法改正の要因と帰結;スイス・ミューレベルク原発訴訟の連邦行政裁判所判決と連邦裁判所判決)
第5部 環境法政策学会の活動(環境法政策学会第20回学術大会;第20回学術大会における各分科会の活動;規約および役員名簿;入会のご案内)