裁判例から考えるシステム開発紛争の法律実務

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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784785724931
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3032

出版社内容情報

システム開発紛争が発生した際に、法律家と企業担当者に必要となる考え方と対処法のポイントを、争点ごとに体系的、詳細に解説。システム開発紛争についての未公刊を主とする150の裁判例を、システム開発紛争の経験豊富な著者が整理分析し具体的な教訓を導き出す。法律家や法務担当者だけでなく、開発担当者も問題を身近に感じられるためのケーススタディやコラムを章ごとに掲載。

難波 修一[ナンバ シュウイチ]

中谷 浩一[ナカタニ コウイチ]

松尾 剛行[マツオ タカユキ]

尾城 亮輔[オジロ リョウスケ]

内容説明

150の裁判例の分析と著者の豊富な経験から導かれた明快な実務を提示する1冊。法律家・企業担当者が判断に迷った際の考え方と対処法のポイントを、システム開発紛争における争点ごとに体系的に解説。

目次

システム開発の進め方
システム開発の目的
契約の法的性質
多段階契約と一括契約
機能・仕様
プロジェクト・マネジメント義務と協力義務
パッケージ開発
完成
瑕疵
追加報酬
納期の遅延(履行遅滞)
契約解除
プロジェクトの中止と報酬請求
損害賠償
謝罪
契約書が存在しない場合
保守
下請け
紛争解決
民法改正

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すべから

3
システム開発紛争に関してはこれ一冊で大体網羅できるくらい実務に即して深掘りされた良書。 メモ: すべてのバグをなくすのは不可能。契約が成立しなくても精算できる合意書をとる。追加費用が発生しないソフトウェア開発は稀有。仕様変更の申し出は新たな業務委託の申し込みと解され、追加開発費支払義務が生じる。契約書がない場合、裁判所が契約不成立と判断した事例は少なくない。中途解約の可否についての定めは置くべき。典型的なシステム開発訴訟の事件で最高裁まで認められた事例はない。 2019/03/08

Yuichi Tomita

2
再読。システム開発の紛争に関する教科書となりうる書籍と感じた。債権法改正について触れられているのも地味によい。2019/06/15

Yuichi Tomita

2
これは素晴らしい本。システム開発紛争について20の観点から章ごとに分析されている。20の観点も、仕事の完成、瑕疵や追加報酬、納期の遅延など、実務で問題が起こりがちな切り口となっている。また、裁判例、文献が豊富に紹介されており、この書籍から研究を深めることができる。説明もわかりやすい。 類書を保有していたが、もっと早くに本書を読んでおけば良かったと感じるほどである。2019/06/04

いとのり

0
SEであり、司法書士資格を持っている、ということでこれは読むしかないだろ!と読み進め、ようやく読了しました。 普通の業務で裁判沙汰になることは、まずありませんが、それでも業界的には「あるある」満載な感じで、裁判玲では結構ベンダーにもやさしい裁判所で安心しました。これで明日からも安心して働くことができます!(笑)2019/11/01

ギルバート

0
素晴らしい。ITシステム開発の法的紛争が広く、網羅的に紹介されている。本書の構成が、開発から紛争に至るまで、時系列になっているのもよい。この分野については、まず本書を読み、その後、本書の参考文献で実務を深めて行くのが良いでしょう。この分野を専門にしようと考えている法曹、法務部員には大変ためになります。感心しました。2019/08/05

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