出版社内容情報
編者が主宰した「本林塾」において、ビジネス法務の最前線で活躍する弁護士10名が行った講演録をまとめたもの。コンプライアンス、海外進出、危機管理・第三者委員会、企業再生、知的財産権、独禁法、M&A、社外取締役・社外監査役などビジネス法務全般を第一線の弁護士が解説。
目次
第1章 フロンティア精神で道をひらく―これからの弁護士に伝えたいこと
第2章 経済(ビジネス)を支える弁護士の役割―個別紛争処理から“Nice compliance!”まで
第3章 日本の弁護士は企業の国際化にどう立ち向かうか
第4章 筋を通して道をひらく―危機管理の現場から
第5章 会社の救済は人生の救済、弁護士の「使命」を通して
第6章 知財弁護士とは―知的財産法を学ぶ
第7章 独占禁止法と弁護士の役割―独占禁止法に馴染みましょう
第8章 M&A(敵対的買収)における弁護士の役割
第9章 さまざまな弁護士経験を社外役員に活かす
第10章 無限に拡がる弁護士の仕事
著者等紹介
本林徹[モトバヤシトオル]
井原・本林法律事務所弁護士。1961年東京大学法学部卒業、1963年弁護士登録(15期)。2002年日本弁護士連合会会長に就任し司法制度改革に尽力する。企業法務全般・各種紛争解決を多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuichi Tomita
3
勇気の湧く本。新しい分野に挑戦して弁護士業務を広げてきた弁護士の講演録。 人生5年周期説。五年間一生懸命やれば、その分野をマスターできる(本林弁護士)。今いるところから一歩だけ外に出る(國廣弁護士)。少なくとも3つの分野の判例、学説に精通したスーパージェネラリストになる(矢吹弁護士)。時代の要請、新分野はクライアントが知っている(久保利弁護士)。 私のような者にとってもどれもためになる言葉だった。2020/11/26
プレミアムモルツ
0
第一線の弁護士10名が、中堅・若手弁護士に向かって熱く語った講演録。弁護士ではない小生だが、夢中で読んだ。彼等が自分の考える「正義」を目指して闘っていることがよく分かった。皆さん成功しているわけだが、多くの方が人の縁を大事にしてきたことが何年か先の仕事に結びついたと語っていたことが特に印象に残った。2016/02/10