出版社内容情報
M&Aにおいて取引条件の公正性検証・経営陣の利益相反回避措置として設置される第三者委員会について、研究者と実務家が理論・実務両面から解説する画期的な1冊。
内容説明
理論と実務の最前線を示す。M&A関係者待望の1冊。
目次
序章 第三者委員会の概説(本書が対象とする「第三者委員会」とは;第三者委員会の組成の実態 ほか)
第1章 第三者委員会に期待される機能(第三者委員会の意義;MBO等の場面における現在の規律 ほか)
第2章 第三者委員会に関する実務(組成;委員会の審議 ほか)
第3章 取引条件の公正性の検証(取引条件の公正性の検証における第三者委員会;第三者委員会と財務アドバイザー ほか)
著者等紹介
白井正和[シライマサカズ]
同志社大学法学部准教授。2002年東京大学法学部卒業。日本銀行勤務(2002‐2007年)、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程(2007‐2010年)、東北大学大学院法学研究科准教授(2010‐2015年)を経て、2015年4月より現職。博士(法学)。専門は商法(会社法、証券法、保険法)で、中でも企業買収法を主に扱う。第8回商事法務研究会賞(2012年)、第7回M&Aフォーラム賞正賞(RECOF賞)(2013年)、第18回大隅健一郎賞(2014年)を受賞
仁科秀隆[ニシナヒデタカ]
弁護士(中村・角田・松本法律事務所)。2001年東京大学法学部卒業。2002年弁護士登録、アンダーソン・毛利法律事務所(現アンダーソン・毛利・友常法律事務所)所属。2003‐2004年日本銀行業務局に出向、2006‐2008年法務省民事局参事官室に出向。2010年より現職。専門はM&A、株主総会および株主代表訴訟その他の会社法務ならびに証券決済および保険その他の金融法務
岡俊子[オカトシコ]
プライスウォーターハウスクーパースマーバルパートナーズ株式会社(略称PwCマーバルパートナーズ)代表取締役社長。1986年一橋大学卒業。1992年ペンシルベニア大学ウォートンスクールMBA修了。PwCマーバルパートナーズは、PwCのメンバーファームと共働して経営戦略やM&A戦略の策定、ビジネスデューデリジェンスやバリュエーション等のディールのエグゼキューション、ポストM&A(PMI)、フィナンシャルアドバイザリー業務等、M&Aに関連する経営マターからディールの実行全般を支援する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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