内容説明
ロッテルダム・ルールズの作成に関与した専門家を含む研究者、法律家、関連業界の関係者による国際シンポジウムの記録を通じて、同条約の理解を深める。
目次
第1部(ロッテルダム・ルールズへの導入;ロッテルダム・ルールズの適用範囲と当事者の責任;ロッテルダム・ルールズにより規律される運送の諸局面;ロッテルダム・ルールズと関連業界;ロッテルダム・ルールズをめぐるアジア太平洋諸国の状況)
第2部 ワークショップ―ロッテルダム・ルールズの解釈と運用(運送人の義務―現行船荷証券に挿入されている裏面約款条項の有効性;責任期間;運送人の義務・責任とFIO条項;運送人の責任(基本的な問題;延着・滅失・不履行;物品にかかわるさまざまな責任と条約の規律)
運送人の特定
運送契約をめぐるさまざまな関係人:運送人、履行者、代理人等
海事履行者の責任
複合運送と限定的ネットワーク原則
荷主の責任
物品の受取義務
物品の引渡し
数量契約)
第3部 資料・ロッテルダム・ルールズ条文対訳表
著者等紹介
藤田友敬[フジタトモタカ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京大学法学部卒業(1988年)、東京大学法学部助手(1988~1991年)、成蹊大学法学部専任講師・助教授(1991~1998年)、東京大学大学院法学政治学研究科助教授(1998~2004年)を経て、現職。国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)第3作業部会日本政府代表(2002~2008年)、UNCITRAL第41回総会(国連総会に提出する条約草案を採択)副議長、日本政府代表を務める(2008年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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