内容説明
経済復興に大きな役割を果たした弁護士達の挑戦と活躍を如実に記録。
目次
第1章 ローファームの誕生と発展(ローファーム時代の夜明け―アンダーソン・毛利・友常法律事務所発展の軌跡;日本人渉外弁護士事務所の誕生と発展―長島・大野・常松法律事務所発展の軌跡 ほか)
第2章 歴史の証言(外国人弁護士事務所の日本進出;外国法事務弁護士事務所の自由化;日本人弁護士の海外への進出;関西発祥の法律事務所の発展―大江橋法律事務所発展の軌跡)
第3章 専門化の流れ(ある知財事務所の過去・現状と問題;労働関係における法的サービスを専門的に提供;倒産弁護士の歴史;独禁法弁護士の発展史)
第4章 ビジネス弁護士の課題(座談会「ローファームの現状とビジネス弁護士の将来」;新たな旅立ち)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Regency202
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年寄りの思い出話集として、たいへんおもしろかった。巻末の座談会は強がりの嘘ばかりで、これはいただけない。2014/10/08
オクタゴン
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各事務所の歴史もそうだけど、理念や組織運営面のことも少し知れてよかった。外弁法なんて気にしたことなかったけど、政治的な側面が大いにあったんだなぁ。2013/05/03
澱粉
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なんとなく読んでみたけど、これは読んでよかったな、と思った。今では極めて巨大となった日本の大手法律事務所の創成期のエピソードは非常に興味深い。使命感、情熱を感じた。これからの弁護士業界について、企業法務の分野については大手が専門家して組織的に対応していかなければならないような印象も受けたが、著者が大手の人達なので、そこはそこ。最後の座談会で、皆が「人が増えれば仕事も増える」と楽観的な論調だったところは実感と違うかな、と。2011/12/17