内容説明
現代のビジネス契約の起案・検討について契約条文例の問題点をその修正版と比較対照させながら平易かつ簡明に解説。
目次
第1章 契約書の意義と役割
第2章 契約書の文言の客観性の必要性
第3章 契約条項の「要件」と「効果」
第4章 契約書の起案・検討におけるトラブル・リスクのマネージメント
第5章 裁判所を通じての強制
第6章 弁護士に相談すべきこと
第7章 契約準拠法の指定とその限界
第8章 終わりに
著者等紹介
原秋彦[ハラアキヒコ]
佐賀県生まれ。1978年東大法学部卒。1980年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1984年米国コロンビア・ロースクール修士号取得。1985年ニューヨーク州弁護士登録。森綜合六法事務所、三井安田法律事務所等を経て、現在日比谷パーク法律事務所パートナー弁護士。知的財産権及びスポーツ・音楽等のエンタテイメント関連の法務をはじめ、日英両言語を駆使して国内・国際の取引や紛争処理の企業法務を広範に手がけており、2002年FIFAワールドカップの日本招致委員会及び組織委員会の法律顧問を務めたほか、現在日本サッカー協会法務委員、スイス国ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所(CAS)仲裁人等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Masayuki Isida
3
参考になった。本自体は弁護士の方が新人弁護士や法務関係の方向けのエッセンシャル版として出版されているので分からない箇所が多々あった。本を読んで、法律の数の多さ・複雑さを痛感し仕事でトラブルが起きれば弁護士に相談しようと思った。2012/11/02
めぐみ
2
ざっと読み。好例と悪例の対比で契約書作成の思考方法を学ぶ構成。法学部2年次程度の法律知識があると読みやすいと思う。2016/02/04
ちくわ
1
契約書の作成・検討の際の「考え方」を念頭に置いて解説。法曹界においては、どうしても「暗黙知」が支配的であるため、実際の思考過程を文書化した本書は極めて有益。初心者は本書から学びましょう。2016/04/07
ただの人間
0
契約書を起案、レビューする際の思考プロセスが、シミュレーション、アセスメント、マネジメントと明瞭に言語化されており、日々の業務でもこのプロセスを意識しながらやっていこうと感じた。2018/07/01