内容説明
平成23年6月に定時株主総会を予定している上場会社を念頭に、東日本大震災から生じる実務上の問題点と対策を検討。
目次
第1章 大震災による経営への影響と開示(災害に起因する損害の開示;業績予想の修正の開示;配当予想の修正の開示;来期の業績予想の開示)
第2章 決算への影響(決算スケジュールの確認;会計監査の問題;決算手続が完了しない場合の対応(定時株主総会の日程変更))
第3章 定時株主総会の準備に与える影響(議題への影響;開催場所の変更の要否;関係書類への影響;説明義務の範囲と想定問答集の作成;招集通知等の不着への対応;事業年度の末日後、定時株主総会の開催日までの間に災害が再発した場合の対応)
第4章 定時株主総会当日の対応と当日を想定した準備(会場の設営と節電等;株主総会当日に地震等が発生した場合の対策;株主総会当日の停電への対応;議長が出席できなくなった場合への備え;シナリオ;リハーサル)
第5章 定時株主総会後の事務への影響(株主総会議事録;配当金の支払・決議通知)
著者等紹介
中村直人[ナカムラナオト]
昭和35年1月神奈川県生まれ。昭和57年10月司法試験合格。昭和58年3月一橋大学法学部卒業。昭和60年4月司法研修所卒業。同第二東京弁護士会登録、森綜合法律事務所所属。平成10年4月日比谷パーク法律事務所開設、パートナー。平成15年2月中村直人法律事務所開設(現中村・角田・松本法律事務所)
山田和彦[ヤマダカズヒコ]
昭和56年4月新潟県生まれ。平成14年11月司法試験合格。平成16年3月慶應義塾大学法学部卒業。平成17年10月司法研修所卒業。同第二東京弁護士会登録、中村・角田・松本法律事務所所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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