内容説明
標準化の過程でとられる戦略的行動、標準化における知的財産権の取扱い等について日米欧の法を比較分析し、問題の所在とその処方策を提示する。
目次
第1章 問題の所在(「標準」と「標準化活動」;標準化制度;独占禁止法(概要))
第2章 共同の標準化活動(問題の所在;独禁法による規制;強制企画の設定手続等の濫用について;小括)
第3章 必須特許とライセンス拒絶規制(「必須特許」をめぐって;日本法と必須特許;米国連邦法と必須特許鵜;欧州競争法と必須特許;小括)
第4章 標準化機関の特許等取扱方針(特許ポリシー)(特許等取扱方針とは;特許等取扱方針と独禁法;特許等取扱方針違反と法;小括)
第5章 パテントプール(パテントプールとは;パテントプールの競争への影響;日本・独禁法による規制;米国・反トラスト法による規制;欧州・競争法による規制;検討と小括)
著者等紹介
和久井理子[ワクイマサコ]
1993年京都大学法学部卒業。2000年京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。2000年大阪市立大学法学部助教授。大阪市立大学大学院法学研究科准教授を経て、現在、大阪市立大学大学院法学研究科特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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