内容説明
2007年10月1日から施行された「中華人民共和国物権法」について、立法に深く関与した中国人研究者および日本の第一線の研究者による多角的考察の成果。中日民商法研究会のシンポジウムを忠実に再現。中国物権法に関する実務と理論の最前線を詳解し法律の翻訳も収載した中国ビジネス法務必携の書。
目次
第1編 基調報告(中国物権法の制定について;日本の民法学者から見た中国物権法)
第2編 各編報告(総則編;所有権編;用益物権編;担保物権編)
第3編 質疑(総合コメント 中国物権法の民法モデルと比較法;質疑)
付録(解説 中国物権法の曖昧な到達点―制定過程と所有権論争;資料 中華人民共和国物権法)
著者等紹介
星野英一[ホシノエイイチ]
1926年生。大阪府出身。東京大学卒業。東京大学名誉教授。日本学士院会員。文化功労者
梁慧星[リョウケイセイ]
1944年生。四川省出身。西南政法学院卒業。中国社会科学院研究生院修士課程修了。同科学院学部委員、法学研究所研究員(教授)。全人代第11期代表。全人代常務委員会の委託を受けて物権法法学研究所試案を起草した責任者
田中信行[タナカノブユキ]
1947年生。大阪府出身。早稲田大学卒業。東京都立大学大学院博士課程単位取得。東京大学社会科学研究所教授
渠濤[キョトウ]
1956年生。吉林省出身。華中理工(現在、華中科技)大学卒業。名古屋大学大学院博士課程修了。中国社会科学院法学研究所民法研究室研究員(教授)。中日民商法研究会秘書長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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