内容説明
事業再生市場の確立を期して。産業再生機構のプロフェッショナル・スタッフである事業、金融、証券、財務、会計、税務、不動産、法務等の専門家が、機構業務の実務を詳述し、今後のわが国事業再生に必要なノウハウを提示する、実務家座右の書。
目次
第1編 はじめに(産業再生機構設立の背景・経緯とその特徴;機構による事業再生の流れ概観)
第2編 DDと事業再生計画の立案(案件の持込み;プレDD;DD;事業再生計画策定)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわチラ
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再読。産業再生機構の事業再生手法を詳細に網羅した本。機構ならではの手法部分を除いても、充分現在の再生実務に使える内容になってる。事業再生に携わる者にとってはバイブルだな。歴史的に意義のある機構にまつわる貴重な資料としても大変意義のある本だと思う。全3巻でボリュームはあるけど、実務家は必読。2014/05/17
M_7677
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豊富な事例が紹介されており、再生の実務書として決定版と呼べる出来だと思うが、組織自体が解散してしまったので、再販されないんだろうな…2013/12/03
Kyo-to-read
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デューデリジェンスから始まる企業再生の実務面を産業再生機構が手掛けた案件を例にとり、詳細に説明。全三巻の構成で事業再生の各段階を時系列で整理しており、体系的に学び易い。また、問題点についても解説があるのがうれしい。実際には、本書で解説されている各項目(法律等)について、フォローできる書物も用意したい。本書は第一巻として、案件の選別に係るポイントを纏めている。2011/07/20
緑色と風
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今、経営で苦しんでいる経営者の方におすすめしたい一冊。ここには、バブル時に瀕死状態に陥ってしまった大手企業の再生へ向けての記録が綴られている。読み物としては難しいけれど、自社が倒産の危機に直面したら、どういう流れで資産価値が評価され、何を基準にして、残される事業と、切り捨てられる事業が選別されるのかがわかる。逆をいえば、この方法を定期的に自社状況のチェックに活用できれば、将来の希望を見つけられるのだろう。産業再生に携われた方々の英知、熱意と判断基準が明確に示されている。2009/07/11
ryoma
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http://d.hatena.ne.jp/y2007/20070821/p22007/08/21