内容説明
コーポレート・ガバナンスとは何か、いかにあるべきかをそれに関する学説等の分析を踏まえ、さらに21世紀の会社法はどのような方向と内容で改革されていかなければならないのか等々を論じた諸論考を収録した啓蒙書。
目次
第1部 コーポレート・ガバナンス論の方法的基礎(コーポレート・ガバナンスと企業法史研究の意義;グローバル・スタンダードと会社法―国際化時代の会社法 ほか)
第2部 コーポレート・ガバナンス論の歴史的系譜―私益調整と「公益」確保(株式会社法における「公益」確保の試み―ドイツ法の経験;戦後ドイツにおける「公益」確保構想の位相 ほか)
第3部 コーポレート・ガバナンスの意義と機能(コーポレート・ガバナンスの意義と機能(原則論;応用論)
コーポレート・ガバナンスにおける「株主平等の原則」の意義 ほか)
第4部 コーポレート・ガバナンスの課題と展望(コーポレート・ガバナンスと商事立法の課題―スタンダードにおけるグローバルとジャパニーズの間;コーポレート・ガバナンスにおける理念と現実―企業文化と「公正性」 ほか)
著者等紹介
新山雄三[ニイヤマユウゾウ]
1941年宮城県仙台市出身。1964年東北大学法学部卒業。1966年同大学院法学研究科修士課程修了。現在、専修大学法学部教授、岡山大学名誉教授、法学博士
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