内容説明
本書は、使用人(従業員)を兼務している取締役について、いろいろな問題点を法律面から解説したものである。取締役が使用人を兼ねることは許されるが、その者は、取締役としての注意義務と使用人としての義務とを両立させねばならず、極めて難しい職務を行うことになると指摘している。
目次
第1章 取締役には就任したが―ケースストーリーと問題提起
第2章 使用人兼務取締役とは(使用人兼務取締役とは;取締役のいろいろ)
第3章 使用人兼務取締役は許されるか
第4章 使用人兼務取締役の選任・退任
第5章 使用人兼務取締役の権限と義務・責任(使用人兼務取締役の権限;使用人兼務取締役の義務と責任)
第6章 使用人兼務取締役に必要な労働法の知識
第7章 使用人兼務取締役と報酬(使用人が会社から得る金員;取締役が会社から得る金員;使用人兼務取締役が会社から得る金員)
第8章 役員出向